ステージクラス記録 ペザント

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2024年7月から8月

6月におさらい会を終え、気持ち新たに…またステージクラスがはじまりました。

今回チャレンジしたのは

ジゼル第1幕 ペザントパ・ド・ドゥより女性ヴァリエーション 2曲

を踊りました。みなさん楽しんで頂けたでしょうか?

初回は演目発表し、曲を紹介しながら、作品や役柄、どんな場面で踊られるのか、衣装はどんなでどんな雰囲気なのかなどをみんなと話します。みんなのリアクションもそれぞれで、私からはこんなことを達成して欲しいと思っていると伝えます。みんなが夢を膨らませたところで…さあ!振付スタートです。

①曲 ブルグミュラー 

当クラスでも過去にも練習ししたことがあり、知っている、ああこれね?と言う方も多いかと思います。

明るく軽快な音楽と、レッスンでもよく出てくるステップ。左右の繰り返しも多いので、振付はとても順調でした。

その後は踊りのスタイルや、可愛くてフレッシュに見える表現、場面を想定した踊り方など…部分的に抜き取って何度も作っていきました。

一番時間をかけて磨いたのは、音に対するステップのはめ込み…単調にならない様、どこを速くしてどこをハッキリ見せるのか。どこに時間をかけて次へのつなぎをピッタリにするのかなど…だんだん見るのか、パッと見るのか…みんないろいろ試しながらこれだというものをみつけていきます。

繰り返しが多いだけに安定したテクニックも必要でした。右に比べて左は苦手…1回目と2回目に差が出てしまう…など、苦手克服にも熱心に取り組んでいました。

ほんの少しの違いにも妥協せず、小さなことをたくさん磨いていったことで、音や役柄をしっかり捉えた気持ち良い踊りになりました。

ステップだけに夢中にならず、明るくて可愛らしくて、収穫祭をみんなと楽しむような…を最初から最後まで表現しながら踊ることができました。

②曲 アダン

軽々と流れるような音楽とステップ。充分振りは理解したはずなのに…曲がかかるとピッタリとはいかない…可愛らしいポーズを見せる暇がない…わかってるのに次の一歩目がなかなか出ない…などなど、ハイテンポの曲をリズミカルにこなすのは苦手…シンプル・クリアがいかに重要か、何度も修正しました。音に必死でついていくのと、音に合わせて踊るのは全然違いますね。たくさん動いてそれぞれ納得できていました。

ちょっとした手の高さのバランスや顔の角度など、前から見るとどうなっているのかを細かくチェックしながら、自分が見せたいラインに近づくよう研究を重ねました。ひとつひとつ立ち止まってチェックしていくと、たくさんの気付きがあったようです。

素早く足のステップを踏みながらも、時に軽やかに、時に流れるように、パッと明るくなど…しっかり「踊る」ができました。

素敵だな。という仕草をたくさん見ることができました。みんなそれぞれ考えたことや感じたことが出せるのは素晴らしいこと。

メッセージ

今回の2曲は、どちらもテンポがよく1分に満たないヴァリエーションなので、見ている方側からするとあっという間。でも踊ってみると、細かく速いステップ、連続のテクニックとフィニッシュまで全力で駆け抜けるような大変さ。

今回は、普段のレッスンの中での慣れ親しんだステップを実力通りにきちっと。そしてフィニッシュまでを1曲として踊り切ってほしいと思って選んだ曲でした。

苦手を少しでも克服できた、素通りししてきたけれど見直さなければと気づく、少し変えるだけでこんなに違う、自信をもってはっきり表現できた、などなど…

さらに成長してみんなしっかり踊り切りましたね。

そして、振り入れの早さ、アドバイスを聞いてから修正するスムーズさ、もっとやってもっと良くするという時間の使い方、などなど。みんなの積み重ねが確実に形になっているのを実感できてとても嬉しいです。

次回もお楽しみに、、、私も楽しみにしています。

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