ステージクラス記録 オーロラ姫・ショピニアーナ

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2024年11月から2025年2月1週

今回は2作品同時進行で年をまたいで踊りました。たくさんの方にチャレンジ頂きにぎやかなステージクラスとなりました。(写真を撮れなかった方、ごめんなさい…)

今回チャレンジしたのは

眠れる森の美女 第1幕 オーロラ姫のヴァリエーション と ショピニアーナ ワルツ

です。ショピニアーナは参加者の方からのリクエストでした。ヴァリエーションとアンサンブル、みなさん楽しんで頂けたでしょうか?

①オーロラ姫

通称ローズで知られるこのヴァリエーションですが、眠れる森の美女第1幕の中でオーロラ姫と4人の王子が踊る場面での、オーロラ姫のソロとなります。愛くるしいお姫様が、王様、王妃様、各国の王子様の見ている中ストーリーや場面を想像しながら振付しました。

姫役は立ち姿から姫でなければならないし、歩き出す一歩やひとつひとつのポーズが美しいポジションでなければならないし、息を吞むようなラインやしぐさ…どこをとっても練習しがいがありすぎます。

振付はとても順調に進みましたが、いざ踊ってみると…スローテンポの中で身体を保っているのはとても大変だし、長いヴァリエーションなので踊り切るのは体力も集中力も大変だし、繰り返しの多いステップを崩れず繰り返すのも大変だし…

素敵な音楽にのって、もっとこうしたいのに…がたくさん見えました。おまけにフィニッシュにむけて盛り上がっていくのはピケ・トゥール・アンドゥダンのマネージュです。猛特訓ですね…

身振り・手振りの磨きがとても良かったです。イメージを伝え、こういう仕草だよというとそれぞれ見え方や、細部にわたる手の動かし方などたくさん練習してくれました。愛情を持った仕草は、より音楽的でそれぞれ素敵な表現に変わっていきました。

日々進化のみなさんですが、この大変なヴァリエーションを最終回には全員が踊りきったというのは、本当に誇らしいですよね。限られた時間の中で振付から踊りきれる所までの練習熱心さにはブラボー!です。

②ショピニアーナ ワルツ

真っ白なロマンティックチュチュに耳慣れた音楽。月明りの中ふわふわと…森の中をあちこちを舞う妖精たち…素敵な情景に思わず引き込まれてしまう…素敵な作品ですね。ですが、大作なので…今回はステージクラス内でできる範囲で、ワルツ(華麗なる大円舞曲)の一部分のみを練習しました。

まずはステップを練習し、フォーメーションを決めてそれぞれのパートを踊っていきました。

基本はレッスンの中でもよく見るステップだし、音も取りやすい。最初は順調に見えましたが、カウント○○で、ステップAを右から…ここからここに行って、こういう隊形で。となるとただステップをした時とは違います。アンサンブルは個々の踊りはもちろんですが、ステップを介して作品の1部となり、全体として見せていく必要があります。決められたルール通りに踊らなければならないので、みんな技術を磨いたり、自分のクセを改善するきっかけになったりします。

臨機応変!その時その場で、このパートお願いできる人?今日は○○人なのでこういう隊形で。などと言ってもみんなすぐに反応してくれます。こういうのは努力の日々で身についたスキルだと思いますし、それだけ余白ができているという証拠。経験値がどんどん上がっていくのは本当に頼もしいです。

段取りにかける時間が多く、アドバイスにはあまり時間をかけられなかったのですが、音や仕草のニュアンスに対するアドバイスは好反応で、毎回踊り終わるとすぐに練習してくれました。ラストに近づく二つれ、かなり見ごたえのあるアンサンブル作品になっていました。

メッセージ

ステージクラスではたくさんの踊りを経験してもらえたらと思っています。普段のクラスの枠を飛び越えて、いろいろな踊りに触れてほしいのです。

その期間決まった踊りを踊っていくので、より深く自分と向き合っていくことにもなります。こうするために、どうやっていったか。どうやったら、こうなったのか。もっとこうのもっとは、こんなにもっとだったのか。など、実際に自分の身体を使って自分の動きひとつひとつを磨いていくことでそのひとつひとつが身についていくのです。指導はいつも簡単ではないけれど、みんながひとつひとつ身体で覚えていってくれることは本当に嬉しい。技術的なことでレッスンの中でベースを上げなければ気づかされることもあるし、ヴァリエーションでのコーチングがレッスンを見て達成できているなと思ったこともあるし…ステージクラスひと作品終える頃にはみんなそれぞれに変わっています。

次もお楽しみに…今回のように、リクエストもウェルカムです。

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