2024年9・10月
まだまだ暑い日の多かった9月10月でしたが、たくさんの方がステージクラスに参加してくださいました。
今回チャレンジしたのは
タリスマンより 二リチのヴァリエーション
です。みなさん楽しんでもらえましたでしょうか?
初回は恒例の演目発表、タリスマンの紹介や二リチはどんな役柄で、どの様な背景かなどをお話しします。
「タリスマンについてはあまり知らなかったけれど、曲はよく知ってる!」
「衣装が好き!着てみたい…」
「女神様…どんな感じかしら…」
などなどみんなでイメージを膨らませて…さあ、振付スタートです。
この方向転換は苦手かもな?ここのパートは時間をかけてじっくりかな?なんていう私の予想は見事にハズレ…
かなり順調に最後まで振りをわたすことができました。
タリスマンには素敵な曲がいっぱいありますよね…レッスンCDにもタリスマンの曲がたくさん入っていて、二リチのヴァリエーションの曲も出てくるので、みなさん耳慣れた曲だったというのも覚えやすさを後押ししてくれたのかもしれません。
振り入れに時間がかからなかったこともあり、2か月の中で磨きの時間をたくさん作ることができました。
苦労したのは、音どりと体重移動…足の運びが完全に間違えてるとまでいかなくても、少しの体重移動の違いによって、音どりや動きのニュアンスが変わってしまい。時間をかけて修正を重ねました。
日頃のクセだったり、意識的な着地だったり…どこがどう違うのか、みなさん熱心に取り組んでいました。
違いを実感するために、ポアントで練習したりもしました。
なかなか上手くいかないものもありましたが、最終日に近づくに連れてとてもクリアになっていきました。
例えば
・ここはただ歩いているとか、ピケというステップではなくて…天界からとか、雲の上とか、探しながらだんだん降りてくるような…もう少し情景が思い浮かぶように動いてほしい。
たった一歩の足の出し方、アームスの細かい運び、目線の移し方、などなど…それぞれ自分の感じたことを表現できるよう、鏡に映したり私に見せてくれたりしながらどんどん綺麗になっていきました。
・淡々とステップが続く中で、このポーズは時が止まったように…もっと隅々までラインのこだわって見せたい。
今自分の出せる最大に綺麗なポーズとは…手や足の高さはもっと高い方が綺麗に見えるのか、もう少しどちらかを下げた方が良いのか…状態の傾きはもっと必要なのか…などみなさんあれこれ試していました。踊りの中のほん一瞬でも磨き上げると全く違って見えました。
というように…私から投げかけるとみなさん足を止めずとことん探求してくださいました。踊りの中でもひとりひとり素敵な表現ができました。
メッセージ
ステップができるできないではなく、振り付け通りに最後まで踊り切れるでもなく…もっともっと先に向かっている。
レッスンで身につけたことを最大限生かして、その踊りを踊るにはどうしたら良いのか、どうしたらもっと綺麗に、思い通りに踊れるのか…
一定の時間みんなそれぞれのゴールに向けて頑張っている…
毎回の成長が目に見えて本当に嬉しいのです。
またひとつみんなのレパートリーが増えましたね。
次は何を踊ろうかな・・・次回も楽しみにしていますね。