レッスン ポイント

目次

バーレッスン編

ここまでバーレッスンでの基本やコツを紹介してきました。バーにつくときにどのようにしたらよいかをチェックして、優先順位をつけてひとつひとつクリアしていきましょう、ということで…次はバーレッスンの中身を整理してみましょう。

第3回

バーレッスンは基本的に決まった順序で毎回決まった練習をします。前回考えた、何のトレーニングをしているかを考えてみましょう。

ここからは当スタジオのバーレッスンのスタイルを用いて、何のトレーニングかを紹介します。(プログラムはクラスレベルによって少し違います。)

意味
ウォーミングアップ準備運動
プリエ折りたたむ、たたむ
スロー・タンデュ(1stタンデュ)伸ばされた、張る
バットマン・タンデュ(クイックタンデュ)伸ばされた、張る
バットマン・タンデュ・ジュッテ
(スロー)
投げられた
バットマン・ジュッテ(ハイ)
 グリッセ
投げられた
滑る
ロンド・ジャンブ・ア・テール丸、円・足・床に
バットマン・フォンデュ溶けた、とろける
バットマン・フラッペ
(バッテュ、プティバットマン)
叩く、打つ
10ロンド・ジャンプ・アンレール
または、プティ・ソテやルルヴェ
丸、円・足・空中
小さい・跳ぶ・
持ち上げる
11アダージオゆるやかに
12グランバットマン・ジュッテ大きい 打つ 投げる

バットマンは打つの意味で、主に足の出し入れを指します

上の表の題名が練習内容で、それは必須です。

そこにプラスアルファ

音に合わせたアレンジ

その動きに関連の深い動きを加える

上体のアレンジ

連続して行われやすい動きとの組み合わせ

バランスや、ポールドブラ、新しく習うテクニックの準備

などがクラスレベルに応じて組み込まれて、1曲になっています。

それぞれの要点をチェックしましょう。

上段どんな練習か、下段やっておくことを要約します。

①ウォーミングアップ

レッスンで使う筋肉をあたためる

身体を働かせる。ほぐす。整える。

②プリエ

足関節の曲げ伸ばし

各ポジションでの姿勢維持。ターンアウト。

③スロー・タンデュ

直線方向、床での足の出し入れ

足首、足先の動かし方。片足軸への重心移動。

④バットマン・タンデュ

規則正しい床での足の出し入れ

リズム(足のアクセント)

⑤バットマン・タンデュ・ジュッテ

床から離れ空中に上げる

行き帰りの通り道。空中でのストレッチ(張り)。強さ(勢い)。

⑥グリッセ

素早い足の出し入れ

足裏、足首の動き。速さ、強さ。

⑦ロンド・ジャンブ・アテール

伸ばした足の直線方向以外の動き

スムーズさ。軸の維持。

⑧バットマン・フォンデュ

片足のやわらかいプリエ

両足のコーディネーション。高さ、深さのコントロール。

⑨バットマン・フラッペ

叩く、打つ

速く、細かく。ポジションで止める強さ、正確さ。

⑩ロンド・ジャンブ・アンレール プティ・ソテ ルルヴェ 

股関節安定、膝関節柔軟性 瞬発的な足の曲げ伸ばし

止まらない位置での軸の安定。 アテール以外での上体の維持。

⑪アダージオ

ゆっくりとのびのびした動き

高い足、上半身の動き、大きなポーズ。

⑫グラン・バットマン・ジュッテ

大きく足を投げる

速さ、強さ、大きさ。タイミング。

どうでしょう。このようなことがそれぞれの曲の中でできているでしょうか?もし、これを見てもまだできそうにないというひとは、音を体現するように動いて見るのもよいと思います。振付する側は、その動きに適した音楽に振りをつけているので、動きの質がつかめるかと思います。バーレッスンはベース作りですから、まずはバーレッスンの中で必要なことをトレーニングしなければなりません。大切なことを見落としてしまうと遠回りになってしまわないように。

最後に優先順位③の

注意やアドバイスは何?

についてです。いつも決まったことを練習するバーレッスンですが、ただただ動くだけではなく、動かし方を注意することで、より磨きをかけ、上達していきます。例えばその日の注意や、動きの中でのアドバイス、押さえるべきポイント、など意思を持って動かすことができるとよいのです。いわゆる上手な人、というのはこの部分が上手なんだと思います。基本姿勢の維持に気を付けて、何の練習かを心得ていて、その上でこうやってやろうと明確に、かつ、アドバイスをすぐ拾えるようアンテナを張って、拾ったらすぐにチャレンジできる隙間をあけていられる。

私の場合は、動きの注意は順番の説明の合間にアドバイスして、音がかかってからは意識が抜けてしまっているとこのキッカケをつくるような声掛けをしています。みんな修正が必要な時は曲の合間に取り組んでもらいます。動き出す前に、この動きはこういうことに注意してがんばるぞ、ここはいつもこう言われているからそうならないように気を付けよう、などとチェックマークをつけて意識して行うことでひとつひとつ思い通りに動かせるようになっていくのです。

バレリーナは頭も身体も大忙しですね…でも、やったぶん必ず返ってきてくれるのがバレエレッスンの素敵なところ。どんどんチャレンジしましょう。

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