終演のご報告とお礼
2025.10.30(木)さくらプラザホールにて、バヤデルカバレエクラスおさらい会を開催しました。
半年間のリハーサル、本番、係わって下さったたくさんの方に心からお礼をお伝えしたいと思います。
半年間目標に向け共に過ごした出演者のみんな。舞台スタッフの皆様、照明、音響、カメラマン、衣裳の先生方。当日走り回ってくれたバヤメンバー。応援にきてくれたバヤメンバー。お祝いメッセージをくれた方々。ご観覧くださりあたたかい拍手を送ってくれた皆様。上演にあたってお力添え頂いた皆様、本当にありがとうございました。
本番当日はここに集まるみんなにとって特別な日。出演者の想いが花開くよう願い、私のできることをひとつひとつこなしているうちにあっという間に過ぎて行きます。そんな中でも、普段なかなか会えない人の顔を見ることができたり、サポートしてくれるひとのあたたかさに触れたり、誰かの嬉しそうな…幸せそうな顔を見つけたりと…私にとっても「ご褒美」の一日でした。
ここに無事幕が下りた時の感謝をお伝えできたらと思います。
プログラム
第1部 ヴァリエーション3曲・ライモンダ 夢の場より
3曲のヴァリエーションはダンサー自ら目標をもって、これを踊りたい、こうしたい、こうなりたいと明確な想いのあるもので、私は引き出す指導をするのみ…毎回のコーチングではひとつまたひとつと積み上げて、本番でも思いあふれる素敵な踊りを披露してくれました。
ライモンダ夢の場はライモンダ、ヘンリエッタ、クレメンスと6人の天空の乙女たちで、見事な夢の情景をつくりだしてくれました。どれも本当に素敵な音楽なんですが、難しい曲でもありまして…ソリストはテクニックも表現も難しいし、アンサンブルは分量多いし、隊形のつくりも多いし…と。大変だったことも多かったと思いますが、よくぞここまで…たくさん練習したそれぞれの成果に、素敵な照明と素敵な衣装が加わり、素晴らしい世界観。上演中は夢見心地…うっとり…でした。
第二部 くるみ割り人形 お菓子の国より
リハーサル中も本番も、ひそかに楽しませてもらっていました。ワクワクがキーワードの作品だったのですが、見ていてワクワク楽しかった。お菓子の国への招待から始まって、チョコレート、コーヒー、お茶、トレパック、ミルリトン、そして金平糖の精。次から次へと個性あふれる登場人物たちが踊り。最後はみんなで盛り上がって。と、全員が当たり役?と思わせる絶妙な仕上がりぶり…音に隊形に、揃える為のリハーサルのがんばりが実って嬉しかったです。
第三部 ドン・キホーテ バルセロナの広場より・レヴェランス
チームドンキ、みんな覚えるの大変だった…ですよね。各メインの踊りはもちろん、演じて場を表している時、絵の様にポーズしている時、決まったタイミングで決まった振りをしないといけない時、小道具の扱いや段取り…とまさに休まずフル稼働状態…相談しながら、工夫しながら…みんなでつくりあげていった作品でした。最初はなかなか慣れなかった、なりきれなかったキャラクターも本番ではカッコよく板についていました。盛り上げる、盛り上がる…楽しい舞台となりました。
バヤデルカバレエクラスおさらい会恒例のフィナーレ。毎回レヴェランスと題し、それぞれお礼の気持ちをこめて踊ります。私は今回も袖から○○さんよく頑張ったね…○○さん心配していたところうまくいったね…○○さんよく踊り切ったね…のような感じで、ひとりひとりの半年間のストーリーを振り返り胸が熱くなり、我が子のようにその晴れ姿を見届けるのです。客席でゆっくりかみしめたい気もしますが、袖からの景色も特権かなと・・・
ひとくぎり
無事幕が下り、ここでひと区切りとなります。終演後のロビーでは招待客に囲まれて、嬉し恥ずかしな出演者。たくさんの人におめでとうと言ってもらい、舞台を観て楽しかったと言ってもらい…この舞台を通してたくさんの幸せがロビーに舞っていて…やってよかった。と、できてよかった。と
まずはこの幸せをかみしめて、今日までの努力を誉めてあげて、また明日からみんなでバレエを楽しみましょう。次の舞台に思いを馳せて、新たな目標を立てるのも良いですね。
後日舞台写真を掲載できたらと思っていますので、おたのしみに。
